予定では、7時半に都内を出発予定だったのだが・・。
都内組み全員が車に乗り込んだところで、ジョージのスネア・ペダルを昨日のERAに置き忘れていたことが発覚。嫌な予感がする。
急いでERAまで取りに行ったが、時計は既に9時をさしている。しかもこれから神奈川は伊勢原までジョージを拾いに行かなければならず、ついでに言うと、今日の入り時間は12時半。そして本番は13時45分である。
更に言ってしまえば、名古屋まで普通に走っても5時間弱。
現在9時、下北沢。これはすなわち、「敗北」を意味している。
全員が事の重大さを理解し、青ざめている中、一人の男の目が怪しく光った。
我らがマネージャー、山崎さん a.k.a 浦和のアロンソである。
「巻く」ことに関しては彼の右に出るものはいない。
今までの数々の危機を救ってくれた彼である。ましてや、今回はLITE史上最悪と言っても過言ではない状況だ。燃えないハズがない。
ネコバスよろしく、行き先を「名古屋市立大学」に設定した山崎さん。もはや目も名古屋しか見ていないらしく、車を降りて一服していたSデザインTさん(何故か同行)を置き去りにして、マジで車を発進させてしまうというアクシデントも。
その後、神奈川でジョージを拾い、高速に乗る。
そして走る。走る。平均時速150kmで。
「捕まったら罰金いくらですかね」との問いに、「刑務所だね」と真顔で答えるあたり、さすがアロンソの異名を取るだけある。賭けてるモノが違う。
そして渋滞に巻き込まれつつも、大学へ到着。
なんと、13時30頃の到着。ミラクル。山崎さんa.k.a浦和のアロンソも自己最短記録を樹立。全員が狂喜乱舞した。
イベントも20分押しとの事で一安心、と思いきや、LITE一行があまりのギリギリの到着予定で出演自体も危ぶまれたため、学校側のスタッフさんが心配され、順番を変えて頂きトリ前が、大トリに。ホントに申し訳ないです。
初の野外ステージでの演奏で、かつ昼だったのもあり、序盤テンションを掴みかねたが、徐々に調子を取り戻せた。
大トリの大役を果たせたかどうかは不明だが、晴天での野外は気持ちよかった。
名古屋市立大学のスタッフのみなさま、色々ご迷惑をお掛けしました。でも楽しかった。ありがとうございました。
演奏後、PA荻さんに聞けば、LITE演奏中に荻さんへ学校長から直々にクレームが入っていたらしい。
「もっと音を下げて欲しい」、音を出すために呼ばれたのに、それを下げろとは、なんたる・・・、しかし続けて曰く、「併設した病棟に患者さんがいるので・・・」。
スーッ、とフェーダーを下げた荻さんでありました。
P.S 写真は行きの移動中の車内で、山崎さんa.k.a アロンソが天下分け目の決戦を強いられている時に、俺が口笛を吹きながらガムの銀紙を折って作ったテレキャスター。しかも駄作。決して精子ではありませんので悪しからず。